目次
はじめに
教えているNくん(武生高校1年生)から質問を受けました。
「次の期末テスト(1学期)で保健体育・家庭科・情報が出てくるのですが、これらは勉強した方がいいですか。それとも主要科目に絞った方がいいですか?」
僕の結論としては、「これらは勉強しなくていいので、主要教科に絞りましょう」ということですが、考え方にもよるので説明していきます。
この生徒は高校1年生の生徒で、今高校1年生の6月、初めての中間テストと一斉テストを終えて、2週間後に期末テストを控えている状況です。
高校1年生の人はそろそろ学校に慣れてきた頃かと思いますが、まだわからないことも多いですよね。
いわゆるサブ教科を勉強すべきかどうかは、まず入試でどちらの方向をとるかによると思います。
サブ教科を勉強しなくていい理由
僕はサブ教科は勉強しなくていいという考えですので、まずその理由について話していきます。
不確実なものに依存せず、自分の力で確実に合格を目指す
僕は大学というのは一般入試で入ることを目指すのが一番いいと考えています。
大学に入った後に勉強についていけるかどうかというのもあるのですが、何よりも推薦入試は合格の基準が不透明だからです。
推薦を出してもらえるかは学校の先生の機嫌によりますし、合格できるかどうかも大学の先生の判断によります。
そのように誰かに依存する状態が僕は本当にいやで、それよりも勉強して実力をつけて、一般入試で合格を目指せばいいのではと思います。
大学の試験は、得点さえとれば必ず合格できるので。
なので、合格しても合格しなくても、全て自分の責任でたたかうことができます。
推薦入試の準備をすることで、一般入試の勉強にあてられる時間が削られる
受験生のなかにはとにかく合格可能性をあげるために、いろいろ大学を受けたり、推薦入試の準備をしたり、選択科目もいろいろやったりみたいな人もいます。
でもこれらをやればやるほど、準備に時間がかかり、どれも不完全になります。
やはり行きたい大学をひとつに絞っていて、そのための勉強だけをしている人の方が強くなると思います。
とくに推薦入試は、志望理由書など書類の作成が大変だったりして、「その時間を一般入試の勉強にあてればいいのにな」と思ったりします。
もちろん、塾や学校の先生でも、僕のように一般入試を勧める人と、推薦入試を勧める人がいて、人によって考え方が違うので最終的には自分で決めてください。
サブ教科を勉強した方がいい理由
ここまでサブ教科は勉強しなくていいと書いてきましたが、人によって状況は様々ですので、サブ教科を勉強した方がいい場合についても触れておきます。
推薦入試で大学に行きたい
もしも推薦入試を考えるなら、全ての科目を勉強した方がいいです。推薦入試だと自分の実力以上の大学に入れたり、ふつうの入試を受けなくても大学に入れたりなどのメリットがあります。
成績が75点以上だと、評定が5とつけられるのですが、これが最終的に4以上あると、指定校推薦をとれたりします。
僕が高校のときは、「そんな実力ないのに簡単に筑波大にはいれちゃった!」みたいな人もいました。
中学校のときは中学3年生の1,2学期で評定がつけられるのですが、高校では1年生の1学期から3年生の1学期までで算出するので、入学時から定期テストに一生懸命取り組む必要があります。
留年の危険がある
テストの点が40点以下だと赤点というのですが、これがいくつかあると次の学年に上がれなくなります。
でも留年するなんてのは、毎年いるとしても一学年に一人いるかどうかのレベルですので、おそらく多くの人には関係のない話になると思います。
将来に役立つ
大人になると意外にこのサブ教科が人生や仕事に役に立ったりします。音楽とか美術とか、家庭科、情報とか。
こういう考えでいくと入試に使う以外の科目も全てやれるのが理想ですね。
とはいえ、まずは入試で受かる状態にすることが先決なので、まず「これでいける!」という状態にはやくもっていって、その後で他の教科もやるというのがいいのではないでしょうか。
まとめ
ということで、今回は「期末試験で保健や家庭科なども勉強すべきですか」という質問に対して答えていきました。
この質問は、定期テストと、入試対策のどちらを優先すべきかという問題とも似ていると思います。
考え方にもよりますが、推薦を目指すなら全ての科目を勉強すべきですし、そうでなければ入試科目に比重をかけて勉強をしてもらえたらと思います。
僕は一般入試で勝負するのが一番いいと思いますが、考え方は人によってそれぞれなので、これらを参考にしながらあなたの場合におきかえて決めてもらえたらと思います。
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