今日は「一生懸命やるよりも、まず先にやり方を工夫しろ!!」という話をしたいと思います。
多くの受験生はやり方を工夫せずに、ただただ一生懸命やっていると思います。
で、中学の勉強はそれでもなんとかなるんですけど、高校の勉強はそれだとうまくいかないわけです。
学ばないといけない量が多いので、それを授業に無理につめこもうとしてスピードが速くなりますしし、そもそもその内容も難しいですしね。
だからみんなはただ一生懸命やることしか知らないので、キャパオーバーしてしまって、一生懸命やってもついていけなくて、だんだんがんばれなくなって、成績が上がらないどころか、そこから下がり続けるという流れになります。
で、これは仕方がないことで、なぜかというと「勉強の内容を教えてくれる人」はたくさんいますけど、「勉強の方法を教えてくれる人」はほとんどいないんですよね。
学校の先生も塾の先生も予備校の先生もみんなそうですよね。
私もそうだったので、全くえらそうなことは言えません。
中学生や高校生のときはとにかく一生懸命やっていました。
大学生になってもとにかく一生懸命やってました。
できないのは自分の努力不足だと思っていました。
26歳で医学部を目指したとき、一生懸命やっていてもそれは意味がないことを知りました。
それまではあまり結果にこだわってなくて、努力してるとほめられますし、努力してること自体がえらいと思ってたんですけど、
この医学部受験のときは、絶対受からないといけなかったんで、努力とか人からの評価とかそんなことどうでもよくて、まず受からないと死ぬと思っていたので、なんとしても受からないといけませんでした。
そして8ヶ月しか時間がなかったことも大きかったです。
はじめの1ヶ月はがんばってやってましたけど、明らかにこれだと間に合わないことがわかりました。
英単語が全く覚えられなかったんですよね。
それで、これはやばいと思って、かたっぱしから勉強のやり方を調べて、それだけでなく自分でも工夫するようになりました。
ひとつやり方を工夫してみると、このときのやり方は「動作化」でしたけど、そうすると面白いように覚えることができました。
やり方によって効率がまったくちがうことに気づきました。
で、英単語の覚え方がそうなんだから、他も同じだろと思って、その考え方を他の科目にもどんどん応用させていったら、
それだけでほんとに全部うまくいくようになりました。
受験って、暗記ゲームですからね。
それ以来、私自身、今は何をするにも常にやり方を第一に考えています。やり方によって全然効率がちがうので。
もちろん一生懸命やれることは大事で、それだけでも成績はあがります。やれば上がるので。でもそれも少ししか上がらなかったり、方向性がわるいと全く上がらないこともあります。
私は医学部受験の経験からこのことに気づいて以来、今は何をするにも一生懸命やる前に、まずやり方と思っています。まずやり方を整えて、そのあとに一生懸命やれると最強です。
あなたが今、もし成績が上がらないとか、何か目指したことがうまくいっていないとすると、「俺ってだめだなー」と思ってしまうと思うんですけど、全然そんなことないですし、自分のことを悲観したり目標をあきらめたりする必要はなくて、やり方をかえると全然かわるわけです。
このやり方をよくするというのははっきりいって裏技みたいなかんじで、「みんなが必死に東京まで走っていくなか、自分だけ新幹線にのってる」ぐらいのちがいがあります。
なので最初は難しいことを考えなくても、例えばコピーのとり方とか、ラインマーカーの引き方とか、そういう簡単なとこからでいいので、とにかくやり方をよくすることを考えてみてくださいね。
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