医学部受験に失敗した後、初めて自分で仕事をつくって気付いた2つのこと

はじめに

今日は私の「インターネットとの出会い」についてお話しします。これを読むことによってITの重要性について感じてもらえたり、人との信頼関係の構築について参考にしていただければうれしく思います。

26歳のとき

26歳のとき、人生をやりなおそうとして独学で医学部受験に挑みました。センター試験模試で810点以上を出すことができるようになったり、日本で96番をとったりできるようになりました。しかし結果は本番で国語一発失敗して、合格することはできませんでした。

次は自分で仕事をする

そのときの私はかなりへこんでいて、もう年齢も年齢でしたし医学部受験を続けるかどうか迷っていました。ただこれ以上親に心配や負担をかけたくなかったので、何をするにしても次は自分で仕事をしながらやることにしました。

自分にできることといえば、家庭教師で勉強のやり方を教えることくらいしかありませんでした。

大学生のときも事務所を通して家庭教師をしていましたが、そもそも雇ってもらえないだろうと思っていたのと、人に頼るといつ仕事を失うかわからないことを思い知っていたので、これからは自分で自分の仕事の全てを組み立てることにしました。

家庭教師の仕事をする上で直面したこと

約1年間医学部を目指して勉強して実力をつけて、全国で96位をとれるほどの実績もあったので、教えることについては自信がありました。でも自分で家庭教師するとなると「教える」という仕事は全体のうちのほんの一部にすぎません。いざ自分で仕事をするとなると、その他のいろいろなことをやる必要がありました。「集客」「書類作成」「運営」「教える」「決済」「保護者対応」今考えるといろいろとありますが、このときはとくに集客のことを考えていました。

そのときの私に足りなかった2つのこと

そのとき、私に足りないものが2つありました。1つ目はITの技術、2つ目はネットワークの力です。

まず1つ目のITの技術です。家庭教師をするために、お客を集めるにはホームページや広告があったらいいなと思いました。集客だけでなくコンテンツのことを考えても、そのときの私は実際に教えるしかできなかったのですが、このようなことをしている限りパソコンを使ってつくっている会社には絶対に勝てないなと思いました。このようにいろいろ考えたり、他の会社について調べたりして思ったわけです。「パソコンを使わないと絶対に勝てない。」そして「世の中全部パソコンじゃん…」と。それまで教師をしていて情報革命という言葉は知ってはいましたし、社会の授業で子どもに教えたりもしていました。でも本当の意味でこの「情報革命」という言葉の意味を知ったのはこのときだったと思います。そしてそれまでひとにものを教える立場の先生として生きてきた自分に、いかに最重要なITスキルがないか、つまり本当の意味での先生としての資格がないことを思い知りました。それが足りなかった2つのうちの1つ目です。

足りなかったことの2つ目は、ネットワークの力です。医学部にあと一歩で受かるほどの実力をもっていましたが、でも家庭教師をしようとするとどのように生徒を集めていいかが全くわかりませんでした。教えることはできるのにです。で、そのときに思ったというか悔しかったことがあります。「もし今の自分に生徒を紹介してくれる友人や心あつい仲間がいれば、一瞬で100万とか、200万とか稼ぐことができるだろうな。」そう思っていました。それだけでなくパソコンに詳しい友達がたくさんいればつくってもらうまではいかないにしてもホームページや広告などをつくる道筋をきけたかもしれませんし、その他の必要な仕事を迷うことなくこなせたかもしれません。でもそのときの私にはそういうことを頼める友人がまったくいませんでした。その理由は、大学の先生や医者になるために一生懸命自分で努力はしてきましたが、人との信頼関係をつくれていなかったからです。仲良く話す友人はいても、その人の専門性をいかして何かを頼めるような信頼関係をつくれていなかったからです。この信頼関係をつくるには時間がかかるので、それを普段からコツコツと積み重ねなければなりません。普段から人のためにできることをして、自分をとりまいてくれる人たちと人間関係をつくっていかないといけなかったのです。

その後

それ以来、私はパソコンを買ってITやインターネットの技術を高めたり、そして周りの人のためにできることを必死にするようになりました。正直なところをいうと、今でもITスキルは十分ではありませんしできないことも多いです。ITの仕事をすると自分でパソコンに向かってすることが多いので、人との信頼関係も十分にはつくれていません。でもやはりそれまでと比べるとITのスキルを身につけて人の役に立てることも増えましたし、自分にとってなんの利益がなくても人のために動くことで、感謝の言葉をかけてもらえたり、相手から好きになってもらえることも増えたかなと思います。なので私自身もまだまだですが、これからこの両面を高めていきたいと思っています。

あなたへ

以上、私がインターネットと出会ったときの話、ITスキルや人間関係の構築について私自身大事だと思って取り組むきっかけとなった話についてお伝えしました。最後に蛇足かとは思いますが、ぜひ、あなたにも必要があればITについて学んでいただいたり、周りの人との信頼関係をつくっていってもらって、あなたの人生をよりよいものにしていっていただけたらうれしく思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です