高校生の気持ちのリサーチをしました。報告書の内容をメモとして残しておきます。
0.最近は勉強の内容ではなく、勉強方法を中心に教えていました。日本史の勉強法、記憶の方法などとすすんできて、前回は学校での授業や人間関係の悩みなどについてききたいとのことでアドバイスをしていました。今日は毎回話ばかりになるのもわるいかと思い、通常の数学や英語などの授業をしようかと提案しましたが、もっと勉強方法や科目ごとのやり方、人間関係や学校生活の改善の仕方の話をききたいとのことでした。
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1.僕の話(例)
僕自身、みんなの気持ちを本当の意味でくみとれていないことを課題に感じ、高校生活、普段の生活で感じていること、悩んでいることをきくところから話をはじめました。
先に、僕が高校時代に考えていたこと、悩んでいたことを話すと、最初は例のつもりで話したのですが、自分でもいろいろ高校時代の出来事や感情を思い出しました。
その話を〇〇くんも自分のことのように感じるらしく、おもしろくきいてくれました。
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2.〇〇くんの話
そのあとに〇〇くんも感じていること、普段考えていることを話してくれました。僕の例があった分、話しやすかったようで、いろいろと普段考えていることを話してくれました。
たとえば、高校に入る前の期待と入った後の失望、学校の授業中のいやな出来事、人間関係など、出来事、悩んでいること、そのときそのときの感情などを話してくれました。
僕もその話をきいて、高校のときの自分と同じだと感じました。
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3.〇〇くんの話をきいて感じたこと
今まで、大人目線、他人目線で、勉強方法や基準のとりかた、各科目の勉強などを教えてきました。しかしながら、それはどうしても僕目線での考え方であり、〇〇くんにとっては「先生がいっていることはわかる、自分もがんばりたい。だけどがんばれない」となっていたと思います。
今回、話の時間はながくなってしまい、勉強を教える立場を考えると申し訳なかったですが、話をきいて彼が普段考えていること、悩んでいること、もっとこうなってほしいという欲求などをきかせてもらうことができました。
今後はそういう彼の問題、悩み、欲求をスタートとしながら、それを解決する手助けができたらいいなと思います。
それは勉強もそのひとつですし、それ以外にも話す力やコミュニケーション力、ギターなど自分がうちこめて自分に自信をつけられるものなど、勉強以外のことも含まれると思います。
立場上、あくまで勉強を中心としながらですが、多方面からの解決と向上をさぐりたいと思います。また勉強も人からやらされるものとしてではなく、自分の人生をよくするという目的のもとに、そして自発的に取り組んでもらえるようにサポートをしたいと思います。
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4.さいごに
今回、ちょっとした話のきっかけから、いろいろと話してもらうことができました。〇〇くんも、僕の話が自分と同じでおもしろかったり、今まで誰にもいえなかった悩みをきいてもらえたり共感してもらえてうれしかったとのことです。
僕の経験から言うと、例えば昔の僕のように人間関係の悩みがあると勉強どころではありませんし、そういうところを解決することが勉強にも大きな役割を果たすと思います。
また、こういう悩みは親には恥ずかしかったり心配をかけたくなかったりして、絶対に言うことができませんでした。そしてこういう悩みに向き合って、人生をよくするために取り組むことがほんとにいい経験になると思います。
なので、よい成長の過程をたどっていると思って、あたたかく見守ってもらえたらと思います。
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